第11回KLANGの会(KLK2025) 2025年5月31日(土)

使用した装置で、左から真空管I/V変換DAC、300Bパラシングルパワーアンプ、マトリックスステレオアンプ、EMT927+WE9Aピックアップ、コントロールアンプ(右端手前)。
使用した装置で、左から真空管I/V変換DAC、300Bパラシングルパワーアンプ、マトリックスステレオアンプ、EMT927+WE9Aピックアップ、コントロールアンプ(右端手前)。

 松本オーディオ同好会例会の特別編であるクラングの会(第11回)を、2025年5月31日(土)に開催しました。オーディオを愛好される方ならどなたでもご参加いただける会で、30名近くの方々が参加してくださいました。

【第一部】 13:00~14:00
      WE9Aと日本ビクター製22A型ホーン+WE555などによる78回転SPレコード再生
【休憩など】15:00〜16:00
【第二部】 16:00~17:30
      新型ダイレクトカップリングPU(試作機)、オイロパ・クラルトン、
      およびフィールド型オイロダインなどによるアナログ再生(78回転SP盤)

中央は第一部で78回転のSPレコードを再生した際に使用した、日本ビクター製の22A型ホーン+555ドライヴァー。左右のスピーカーはフィールド型オイロダイン、背後の巨大なホーンはオイロパ・クラルトン・スピーカー
中央は第一部で78回転のSPレコードを再生した際に使用した、日本ビクター製の22A型ホーン+555ドライヴァー。左右のスピーカーはフィールド型オイロダイン、背後の巨大なホーンはオイロパ・クラルトン・スピーカー

 第一部の前半では、ウェスタン・エレクトリックの9Aピックアップ+特製トーンアームをEMT927プレーヤーに取り付け、カザルスの無伴奏(78回転シェラック盤)などを再生しました。スピーカーは555をフルレンジとして使用し、WE285L(MCトランス)、カーブ連続可変LCRイコライザー内蔵コントロールアンプ、およびWE300B(刻印)シングルパワーアンプを組み合わせました。WE系のカーブドホーン1発によるSPレコード再生は、小さめな22A型でも非常に魅力的でした。同後半では、ピックアップをKK 10Aのスタイラスを半径3.5ミルに変更したものに交換しましたが、前日に出来上がったばかりの試作第一号であったため、トレース性能が不十分でした(その後の改良により、新忠篤さんのダイレクト・トランスファー最終復刻に使用していただけました)。

第一部でWE9AによりSPレコードを再生しているときの様子(一部ぼかしてあります)。
第一部でWE9AによりSPレコードを再生しているときの様子(一部ぼかしてあります)。

 第二部の前半では22A型ホーンを移動させ、リスニングルームに常設のメインシステムで33回転のLPレコード(普通のビニール盤)を再生しました。ピックアップにはKK 10AとノイマンDST型の試作機を用い、いつものマトリックスアンプを使用した4スピーカーステレオ(mono4stereo)で鳴らしました。同後半では、真空管による電流/電圧変換回路を採用したDACを用いて、CDなどのデジタルソースを再生しました。巨大なスピーカー4台によるマトリックス再生は、オイロダイン2台によるステレオ再生と同様に良好な音像定位で、デジタルソースでも厚みのある音が好評でした。

懇親会の後にペンション・めいぷるの広間で蓄音機による再生をしたときの様子(一部ぼかしてあります)。
懇親会の後にペンション・めいぷるの広間で蓄音機による再生をしたときの様子(一部ぼかしてあります)。

 その後、3kmくらい離れた隣り村のペンション・めいぷるに移動し、コース料理での懇親会となりました、その後は深夜まで蓄音機などによる再生を楽しみましたが、いつもながらオーディオの話題で大いに盛りあがり、みなさん、いくらでも話すことがあるご様子でした。翌日曜日には、半数ほどの方々と再度小林宅リスニングルームに集い、常設のシステムでご持参のLPレコードなどを楽しみました。

※本集会はオーディオを趣味(道楽)とする個人の集まりである「松本オーディオ同好会」(小林が会長になってしまいました)が主催するもので、非営利=無料です(懇親会費や宿泊費などは各自のご負担)。

運営者情報・お問い合わせ

有限会社キャリコ 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂497-634 TEL 0265-81-5707
道具商 長野県公安委員会許可第481250500003号

オーディオの歴史とクラングフィルム

クラングフィルムの歴史と機器⇒
・始まりから書くオーディオの歴史 ⇒

KLANGFILM History (English) ⇒

DSDのダウンロード販売

 新忠篤氏の復刻によるDSD音楽ファイル「ダイレクト・トランスファー」のダウンロード販売を開始しました。最近は「ハイレゾ」という用語が流行りですが、広がりや艶やかさといった表面的な快感を求める方向に流れているように思われます。それとは正反対の圧倒的な実在感のある歴史的録音を、なるべく多くの人に聴いていただこうと、サーバーなどを間借りしてコストを抑え、さらに販売元のグッディーズさんに原価低減をお願いして1000円(税別)という低価格にしました。 ダウンロードサイト ⇒