KLK2010(第1回)、 KLK2012(第2回)

 2010年1月9日(土)と2012年9月1日(土)に、「KLANGの会」を行ないました。どちらも我が家で開催し、クラングフィルムのスピーカーを用いて真空管や自作アンプを聴き比べて楽しんでいただきました。このころは、まだ毎年恒例の集会にはなっておらず、不定期に開催していましたが、宿泊してじっくり楽しむというスタイルは最初からでした。

第1回KLANGの会(KLK)


2010年1月9日(土)
14:00〜19:00 71A を皮切りに米国・英国球を比較試聴 【武田善徳氏】【小林正信】
(途中で複数回お茶とお菓子で歓談)
19:00〜20:00 ネパール料理店「ポカラダイニング」で宴会
20:00〜24:00 RE604 から RV258 までのドイツ球比較試聴 【小林正信】
(駒ヶ根温泉ホテルにて宿泊し、翌朝解散)

2010年1月9日(土)の第1回KLANGの会で比較試聴した真空管の一部
2010年1月9日(土)の第1回KLANGの会で比較試聴した真空管の一部

 第一回は本来冬眠中の寒い我が家で、こたつに入りながら多量の直熱3極出力管を長時間に渡り聴き続けるという耐久レースでした。それでも、参加者のみなさんは次に購入する真空管を物色しようと真剣勝負でした。小林自作のユニバーサルシングルアンプ(6SN7パラレルによるトランスドライブ)とEUROPA JUNIOR スピーカーを主に使い、CDの数曲を繰り返し聞きました。これほどの質と量の真空管をまとめて聴くことは、もう2度と無いでしょう。以下は実際に音出し比較した真空管のリストです。

71A、45A、210、250、WE300B、STC4300B、WE252A刻印、同プリント、WE275Aナス、PX25、DA30、RE604、LK460、Eb、AD1、Ed新、Ed旧、AD1直管、ValvoのEd、RV258旧、RV258新、RV239新

第2回KLANGの会(KLK)


2012年9月1日(土)
14:00〜18:00 フィールド最後のオイロダインKL-L439bで自作アンプを比較試聴 【新忠篤氏】【製作者のみなさん】
(途中で複数回お茶とお菓子で歓談)
18:00〜20:00 宮田村のペンションメープルに移動して宴会
20:00〜24:00 自作アンプと自作スピーカーのデモ【武田善徳氏】
(ペンションメープルに宿泊し、翌朝一部解散)
2012年9月2日(日)
9:00〜12:00 オイロダインを用いて管球王国「自作派大集合」の取材【新忠篤氏】【製作者のみなさん】
12:00〜 ネパール料理店「ポカラダイニング」で昼食後解散

2012年9月1日(土)の第2回KLANGの会の様子
2012年9月1日(土)の第2回KLANGの会の様子

 第2回はステレオサウンド社の雑誌「管球王国」の取材とセットで行われました。自作アンプを15Ωのフィールド型オイロダインKL-L431bを2本用いて比較試聴しました。「自作派大集合」としては豪華版の記事が、「管球王国 Vol. 66」に掲載されました。持ち込まれたアンプが優れていたためか、オイロダインの音が「予想外にしっとりしている」と好評でした。クラングフィルムの大型劇場用スピーカーであるオイロパ・クラルトン(EUROPA KLARTON 44009)も聴いていただきました。

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