2014年から毎年恒例のオーディオ集会になりました。わたしのリスニングルームが会場です。第3回の目玉は、なんといってもクラングフィルムの超王型劇場用スピーカーであるEUROPA KLARTON 44010の初公開でした。戦前に作られたクラングフィルムの大型木製ホーンスピーカーとしては唯一の現存品と思われるもので、10年ほど前まで所有していたSIEMENS関係者が非公開にしていたため、存在を知られていませんでした。
第4回KLANGの会で新忠篤氏がタマゴ型スピーカーをデモしている様子
第3回KLANGの会 2014年5月24〜25日
会場:長野県駒ヶ根市赤穂497ー634
※参加無料でお茶と菓子も無料ですが、食事・宴会・宿泊(希望者のみ)はご負担ください。
1日目=5月24日(土)のプログラム
13:30〜15:30 ビフレステック卵型スピーカーのデモ【新忠篤氏】
15:30〜16:00 (お茶とお菓子で歓談)
16:00〜17:00 44010の解説と試聴【小林正信】
17:00〜 宮田村の「こまゆき荘」に移動して宴会
2日目=5月25日(日)のプログラム
9:00〜12:00 各自が持ち込んだCDによる44010の試聴
オイロパ・クラルトン(KLANGFILM EUROPA KLARTON 44010)
44010の試聴には、Plexwriter Premium2でリッピングしたCD音源、新忠篤氏のダイレクト・トランスファーDSDファイル、パソコン、KORGのDS-DAC-10などのDAC、および小林自作のAD1シングルアンプを用いました。作りかけのリスニングルームで、スピーカーの後ろの白い窓のように見える部分は塩ビの板をガムテープで貼ったという状態でしたが、30名弱と入りきらないほどの方が参加してくださいました。このとき、44010はやっと音が出るようになってから10日ほどで、まだまだという状態の不十分な音出しでしたが、強烈な個性は十分に楽しんでいただけました。
クラングフィルムの後期型オイロパ・クラルトン44010の高音用ホーン側面